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おぞましのイベント「ノストラダムスの大予言」


中年以上の世代には、トラウマになっているのが「ノストラダムスの大予言」、本や映画が公開された当時は、私も含めた子供らは、自分たちは公害や核戦争のせいで21世紀を迎えることができないだろうと漠然と、でもマジで考えていたものです。映画は今観ると(実は観れないんですが)、当時の少年雑誌にあった暗い近未来特集という感じで天変地異のオンパレードだったんですが、そのテーマ音楽だけはそのトンデモ展開とは別枠で印象に残っています。

その音楽は、「ジャングル大帝」「新日本紀行」などで知られる冨田勲が担当しました。クラシックのシンセサイザー演奏でも有名ですが、この作品ではオケとシンセの両方を使っています。予言の神秘的、幽玄な雰囲気をシンセサイザーで表現していて、基本的には、神秘的な奥行きのあるメインテーマと、明るい未来を暗示する愛のテーマの2つで構成されています。メインテーマはタイトルバックに流れるもので、ベースやドラムのリズムをバックにシンセでメロディが流れ、そこからホーンセクションが加わり、シンセによるコーラスが厚みを加えていき、さらにクライマックスではエレキギターによるソロが入り、再びシンセのメロディが前面に出ます。

冨田勲というと小編成でもフルオケのように聞かせる独特の音作りが有名ですが、この作品ではシンセサイザーが前面に出てくる分、オケの厚みは感じさせず、シンセサイザーだけでメインテーマを聞かせる部分にスケールの大きさを感じさせてくれます。ノストラダムスの詩を岸田今日子が朗読するバックにこの曲が流れるところが怖かったです、ホント。音楽の良し悪しよりも、時代のイベントであった「ノストラダムスの大予言」を彩った音として、記憶に留めておきたいと思います。本当に未来が怖かった時代があって、それをメディアがこぞって煽り立てていたというのは、やはり異常だったのでしょう。少なくとも当時子供だった自分にとっては、これだけは昔を懐かしむ気分にはなれない、おぞましいイベントでした。

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No title

いやいや、現在の方がまだマトモだと思います。ネットもあるし「あれはおかしい、変だ」とかいいやすいし、反対の考えに触れるのも容易ですもの。今怖いのは、自分はどんな情報もゲットできるから、何でも知ってると思い込んじゃう自己過信だと思いますです。

No title

そ~いえば、文部省推薦されてたんですよね。思い出しました。ホント、おかしな時代だったんですね。現在もマトモとは思えませんが。

No title

山ちゃんさん、コメントありがとうございます。この映画、リアルタイムで劇場で観ましたが、ゲテモノ映画だと思って観れば、それほど目くじら立てる代物ではないです。ただ、これが文部省推薦だってところにクレームが付く理由があったのだと思います。しかし、これが文部省推薦ってところが狂った時代だったのかもしれません。予言が当たるんだって本気で信じましたもん。ありゃ勝手な解釈+創作で信じる方がバカだって、その時教えてくれるメディアがなかったんですよね。

No title

サントラ盤を聴くとメインテーマと愛のテーマが繰り返えされるので、一度聴いたら忘れられなくなりますよね。本編は観た事が無いので、是非DVD化して欲しいです。内容的にNGシーンが含まれている様で、実現が難しいかもしれませんが・・・
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Yahooブログから引っ越してきました。静岡出身の横浜市民で映画とサントラのファンです。よろしくお願いいたします。

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