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「初恋のきた道/この子をさがして」は胸キュンで泣ける


胸キュンの音楽というとまず思い浮かぶサントラ盤がこの「初恋のきた道/この子をさがして」のカップリング盤です。チャン・イーモウ監督の中国映画なんですが、どちらの映画にも「教育」に対する敬意と希望が感じられて大好きな映画ですが、三宝(サン・パオ)の手がけた音楽も素晴らしいものでした。

「初恋のきた道」は、父母のなれそめを描いたドラマなんですが、出会いで母親の方が一目ぼれ、その一途な甘酸っぱい想いを音楽が見事に描写しています。キーボードや笛によって何度も繰り返される恋のテーマのやさしく切ないメロディはそれだけ聴いても美しいのですが、映画のチャン・ツィイーのかわいさとの相乗効果で胸がキュンとなる名曲となっています。もう一つのメインテーマは大きな時間の流れを感じさせるもので、シンプルなメロディの繰り返しは教育者としての父親のテーマであり、ラストではそれが息子へ引き継がれていくのを音楽が見事に表現しています。叙情的な恋のテーマと、叙事的な父親のテーマ、この2つのテーマだけで映画全体を見事にささえています。目がウルウルしてくるという花粉症みたいなアルバムに仕上がっています。

「この子をさがして」は、一つのテーマだけを、笛や胡弓で繰り返し演奏してるんですが、どこか寂しげで、でも力強いメロディが美しく、ラストではオーケストラで演奏されます。この映画のラストシーン(子供たちが黒板に好きな字を一文字づつ書いていく)が素晴らしいのですが、そのバックにこのオーケストラ版が流れるので、この曲を聴くとそのラストが思い出されて、また、ウルっときてしまいます。

音楽として聴いても美しいメロディが印象的なんですが、どちらも映画が素晴らしいので、映画を観てからこのアルバムを聴くと、さらに感動できるものがあります。シンプルなメロディだからこそ、心の琴線に触れる音楽になっているのかもしれません。どちらも最後にテーマがオーケストラで演奏されることでさらに感動にまで盛り上げることに成功していまして、音楽の力を感じさせるサントラ盤の王道というべきアルバムに仕上がっています。

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コメント

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einhorn2233
pu-koさん、コメント&TBありがとうございます。このサントラはどっちの映画の音楽も聴いてるとじわっとくるものがあります。特に「あの子を探して」はあんなシンプルなメロディで何で泣けるんだろうって不思議に思います。でも、この映画の音楽があまり知られていないのがちょっと残念。

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pu-ko
『初恋の~』は未見なんですが、記事読ませていただいてとっても観たくなりました。
サントラはカップリングになってるんですね。
曲を聴いただけでそのシーンが思い浮かびさらに感動出来るものっていいな。
美しい音楽でした。TBさせてくださいね。

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einhorn2233
くるみさん、トラバありがとうございます。「初恋のきた道」もラストの父親の遺志を息子が継ぐシーンで泣かされてしまいました。日本だって昔は教育を広めて日本を良い国にしようという希望というか目標があったのでしょうが、今は先生は親にも子供にもなめられて気苦労ばっかりに見えてお気の毒。今は、学校とか先生に何かを託すってことがなくなっちゃってるのが、この映画から逆に実感できてしまうのがちょいと悲しい。

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くるみ
トラバありがとうございます!初恋のきた道の方をトラバしておきます^^

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einhorn2233
陽ちゃんさん、コメントありがとうございます。チャン・ツィイーの本人はアジエンスにCMに近い人らしいんですが、「初恋のきた道」のヒロインは「一途な恋心を持った」愛くるしいキャラクターでした。かつて、教壇に立っていらっしゃったのでしょうか。確かにあんなにかわいい女の子に思われたら最高でしょうが、一方で一番かわいいのに手をつけたと、世間のやっかみを買いそうですね。音楽も素敵ですから、機会があったら耳を傾けてください。

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陽ちゃん
今晩は。「あの子をさがして」つながりで伺いました。音楽はよくわからなかったのですが、「初恋の来た道」とともにどちらも心に残る作品ですね。チャン・ツイイーは「アジエンス」のCMとは全く印象の異なる「一途な恋心を持った少女」でしたね。青年教師時代に、私もこのような一途な目で見られたことが何度あったことだろう。(←嘘で~す)
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